勿来・田人地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュ 金成です。
朝晩はすっかり冷え込み、秋から冬へ季節が進んできたのを感じます。
そんな秋の夜長に思い出すのは、
私が未だ保育士として現役だった頃のこと・・・
保護者さん向けに、保育所で絵本の読み聞かせ会が行われました。
会の始まりに「絵本の読み聞かせをしながら、オカリナの演奏をされる」と聞きました。
ちょっと風変わりで面白そうだなぁと感じた事を覚えています。
絵本は、ロバート・マンチ作「ラヴ・ユー・フォーエバー」
全くこの絵本の知識がなかった私。
後に知ったのですが、この絵本は全米で1,500万部突破のベストセラーだったという事でした。
静かな語り口と、物語の合間に流れる優しいオカリナの音色に心が安らぎました。
そして心に刺さるストーリー
少しネタバレになってしまうかも知れませんが、ストーリーの一節を・・・。
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
わたしが生きているかぎり あなたはずっと わたしのあかちゃん
というフレーズを、子守歌の様に口ずさむ母親は、我が子がどんどん成長し自分が老いていっても、
ずっと我が子に寄り添い続けます。何歳になっても世界に一人しかいない母親との絆を、強く感じさせられる、そんな一冊でした。
ストーリー、優しい語り、オカリナの音色に心揺さぶられたお母さん方と保育士の私たちは、号泣に近いくらいに感動の涙を流したのでした。
そして、この絵本は後に私にとって、大切な宝物になりました。
絵本は小さなお子さんの為だけのものではなく、大人にとっても心の疲れを癒してくれる素敵なアイテムだと思います。
ストーリーは色々。元気が欲しいときは冒険ものやファンタジーものも良いですね。
ストレスを抱え込んでいる時も、きっと頭にスーッと入って来て、リラックスする事と思います。
お子さんを抱っこしながら、
温かいお布団にくるまりながら・・・ 秋の夜長に絵本の読み聞かせはいかがでしょうか?
コンシェルジュ
コラムバトン
