常磐・遠野地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュの赤池です。4月からコンシェルジュとして勤務しています。
県外の幼稚園で4年、保育所で産休補助として3か月勤務し、いわき市に引越して来ました。子育てをしてきた母としての経験もいかし、少しでもお役に立てる情報をお届け出来たらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
私には、成人した2人の息子がいます。長男の健診に行った時に保健師さんから、教えて頂いた母子健康手帳の活用法がとても良かったので、皆さんにご紹介します。
ご存知の通り母子健康手帳(親子健康手帳)は、妊娠中からお子さんが20歳になるまでの成長や予防接種の記録の他、お母さんとお子さんにとってためになる情報がつまった手帳です。
その中に「保護者の記録」というページがあります。生後1か月頃から6歳頃まで、子どもの成長について、「はい・いいえ」で質問に答え、その余白に日常の出来事を書き残すというページがありました。(現在の母子健康手帳には余白の他にメモ欄もあります。便利ですね。)
保健師さんは「今は大変に思っていることも、将来、あんな事あったな~と笑って読み返せる時が来るわよ!」と話してくれました。私はその時に教えて頂いたように、初めての離乳食のメニューや食べた時の様子、初めて発した言葉、育児の悩み、面白エピソードなどを余白に書き残す事にしました。育児健診や予防接種等で母子健康手帳を開く度に読み返しては、息子の成長を確認する事が出来ました。特に、面白エピソードは微笑ましく、当時を思い出す事が出来て、忘れる前に書き残しておいて良かったと思います。(息子本人は嫌かもしれませんが・・・)
つい最近、息子が就職する際に今まで受けた予防接種の確認をしました。あんなに小さかった息子が就職とはね~と、保健師さんがおっしゃっていたとおり、笑って読み返せる日を迎える事が出来ました。
他にも夫が初めて選んだ小さな靴下、産院を退院した日に録音した泣き声入りのボイスカード、初めて息子がプレゼントしてくれた折り紙・・・私の大事な宝物です。小学生の時に「生まれた時のことを家族に聞いてくる」という宿題がありました。その時に初めて息子と一緒に母子手帳を見ました。面白エピソードについては「俺、こんな事言ってないし」と照れ臭そうにしていて、録音してあった泣き声にはとても驚いていたのを昨日のことのように思い出します。
最近ではマタニティフォトやニューボーンフォトなどの写真撮影をしたり、足形や手形をアートとして残したり、お子さんの成長を残す素敵なアイデアがSNS等でも発信されていますね。お子さんの成長をアートとして残せるのも楽しいですね。
各地区保健福祉センターでは子育て中の方々へ保育園や幼稚園の情報以外にも、子育てイベントの紹介やワークショップ・一時預かりや病児保育等の情報もご案内しています。是非お気軽に、子育てコンシェルジュにお声がけ下さい。
